姉歯石越病院の認知症治療病棟は、認知症に伴う精神症状や行動・心理症状により、ご自宅や施設での生活・介護が難しくなった方を対象とする40床の専門病棟です。

認知症治療病棟について(2023年10月1日開始)

認知症と診断され、精神症状や行動障害が認められる方、また、自宅や施設での介護が困難な方を対象とした病棟です。
専門的なケアを通して、患者様の症状緩和を図り、再びご自宅や施設での生活に戻れるように支援を行います。

このような症状でお困りではありませんか?

認知症に伴う困りごとの例:幻覚、妄想、不眠、異食、歩き回る、不安・興奮。ご本人とご家族を一緒に支えます。
認知症に伴う困りごとの例:幻覚、妄想、不眠、異食、歩き回る、不安・興奮。ご本人とご家族を一緒に支えます。
  • 幻覚:実際にはないものが見えたり、声が聞こえたりする。
  • 妄想:事実とは異なることを強く信じ、不安になる。
  • 不眠:夜に眠れず、昼と夜の生活リズムが逆転する。
  • 異食:食べ物以外のものを口に入れようとする。
  • 歩き回る:歩き続けたり、外へ出ようとしたりして見守りが必要になる。
  • 不安・興奮:不安が強くなり、落ち着かなくなる。

これらは「幻覚・妄想・※夜間せん妄」などの精神的症状と、
「不眠・徘徊・異食」などの行動障害として認知症に伴ってみられることがあります。
(※夜間の暗闇の中では、状況を飲み込む事ができずに不安・恐怖によりパニックになってしまうこと。)

時には不安感や恐怖心、興奮等からの介助を受け入れにくい状態として現れることもあります。

私たちは生活機能回復訓練を用いて患者様のケアを行っております。
日常生活動作(ADL)に関連した訓練であり、毎日の身だしなみ、食事、入浴、トイレといった、生活に必要な能力の維持・回復を図ります。
病棟には専従の作業療法士が在籍し、看護師、看護補助者等、多職種による連携を行いサポートいたします。

生活機能回復訓練を行う病棟内の訓練室
生活機能回復訓練を行う病棟内の訓練室

生活機能回復訓練とは

身だしなみを整える、食事をする、入浴する、トイレを使うなど、毎日の暮らしに必要な動作を支える取り組みです。できることを大切にしながら、ご本人の状態に合わせて維持・回復を目指します。

専従とは、その病棟の支援を担当することです。作業療法士は看護師や看護補助者などと連携し、訓練の時間だけでなく、日々の生活の様子も踏まえて支援します。

姉歯石越病院独自の取り組み

当院の認知症治療病棟では精神科作業療法の施設基準に基づいて、学校形式のレクリエーションが日々行われております。

専用の教科書を用いて授業を行いますが、勉強をするのではなく、患者様の思い出を想起し、語る、回想法を軸としたプログラムです。

「新しいことは中々記憶できないが、昔の事ならよく覚えている」

認知症の特徴に着目した内容となっており、懐かしの話題を通して患者様の意欲を引き出します。

おとなの学校で使用する教科書
おとなの学校で使用する教科書

回想法とは

昔の暮らしや季節の行事など、懐かしい話題をきっかけに思い出を語り合う取り組みです。正しい答えを求めたり、記憶力を試したりする授業ではありません。お話をしたり、ほかの方の話を聞いたりする時間を通して、交流や意欲につなげます。

病棟の概要

40床

1階 認知症治療病棟

専従

病棟担当の作業療法士

多職種

治療・生活・退院を支援

入院相談から受入れまで

  1. 電話相談ご家族、医療機関、介護施設等からご相談いただけます。
  2. 診療情報の確認紹介状、服薬内容、検査結果など必要な情報をご案内します。
  3. 受入れ検討医師が症状、身体状態、必要な医療、空床状況等を確認します。
  4. 入院日の調整受入れ可能な場合は、手続き、持ち物、費用をご案内します。